こんばんは。
今日はご依頼時の注意点に関してお知らせいたしたいと思います。
こちらの画像はブラックアルマイトをした状態の画像です。
真っ黒に染まったものもあればステップバーは茶色っぽく変色しています。
一番奥のシルバーのパーツも一緒にブラックアルマイトしたパーツです。
「なんで黒くならないの?」って自分たちも焦りました。
理由はひっくり返したら分かりました。
鋳物のアルマイトだと思ってやってみたら塗装されていたんですね。(;一_一)
アルマイト処理中に一部分が剥がれたので気付きました。
塗装されている割には肌触りがざらつくのでアルマイト処理っぽい質感でした。
本来アルマイト処理をするとつるっとした質感ですが、鋳物にアルマイトすると
電解中に不純物がでてきてざらつくのです。
その質感のまま染色したりするので仕上がりにも影響します。
「出来なくはないけど、お勧めしませんよ」とはこういう訳だったんです。
これはバフ仕上げでツルツルのピカピカにしても同様の状態になります。
電解中に不純物が出てきてざらざらにしてしまいます。
「せっかく頑張ってきれいにピカピカにしたのに」って言われることもあります。
事前に分かる場合はご連絡するのですが、正直見分けのつかない場合もあります。
結局、シルバーのまんまでてきたパーツは塗装剥離の為サンドブラスト処理を行う
ことになってしまいました。
ご依頼時にはこういう点に注意していただけたらと思います。