よくあるご質問
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アルマイトは剥がせるの?
アルマイトは剥がせますよ。アルマイトの色が薄くなったな?っと思ったら再アルマイトを!
フレームやスイングアームの補強時アルマイトがかかってると溶接できません!!
そんな時にも剥離致します。また、アルマイトがかかっていると研磨も出来ません!
剥離だけでも受付致します。レストアやカスタム時にどうぞ・・・ -
アルマイトをかけると曇る?
これは材質や加工方法によります。一般的にジュラルミンと呼ばれる材質は曇りやすいですね。
切削で全体に刃が当たっているような物は曇りにくい。
逆に、肉抜き部だけ刃が当たっていて表面は材料のまま(クロカワが残っている)のような物は曇りやすい。1000系アルミニウム(純アルミ)
1100、1200が代表的でいずれも99%以上の純アルミ系素材である。加工性、耐食性、溶接性に優れているが、強度が弱いのでワンオフパーツ制作には向きません。2000系合金
ジュラルミン、超ジュラルミンの名称で知られる。2017、2024が代表的なもので、機械的性質や切削性は優れているが耐食性に劣る。ワンオフパーツ制作にもオススメ。5000系合金
Mg添加は、アルミの耐食性を劣化させずに、強度を上げるので5%ぐらいまで加えられる。Mgが増すに従って強度は増大するが、腐食が発生しやすくなる。5052はこの系の合金の代表的なもので、中程度の強度をもつ材料として広くつかわれている。ワンオフパーツ製作にもオススメ。6000系合金
この系の合金は強度、耐食ともに良好です。6061や6063が代表的な合金で、6063は優れた引き抜き性を有しているので、サイレンサーに使われる。ワンオフパーツ製作にはあまり向きません。7000系合金
アルミ合金のなかでも最も高い強度をもつ7075と溶接性の高い7N01が代表的な合金。7N01は常温時効性があるので、溶接後熱軟化部も自然に母材の強さに回復する。フレームやスイングアームに使用します。ワンオフパーツ制作にもオススメ。このような材料がワンオフパーツ制作によく使われる材料です。 材質によってアルマイト条件が変わりますので 注文時には材質が分かっていればより良いです。
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再アルマイトを繰り返すと寸法変化するの?
再アルマイトする際は塗装と異なり現状付いている被膜は剥離(溶解させます)しなければなりません。アルマイト皮膜は母材に浸透している被膜部分がある為剥離を行うとほぼ間違いなく痩せてしまいます。従いましてベアリングホール等の精度が要求される部分がある部品は要注意となります。サイズや形状にもよりますがマスキングを行った上で再アルマイトを行う事もできますので事前に御相談ください。
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腐食や傷は無くなるのか?(新品みたいになる?)
腐食や傷がある製品をアルマイト処理しましても消える事はありません。逆に腐食に関しましては処理の特性上酷くなる場合も多々ございます。アルマイト処理のみで部品を新品の様に復元する事は基本的には不可能です。
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依頼前に下処理は必要か?
アルマイト処理は母材の状態が仕上がりに非常に大きく影響致しますので、仕上がりのご要望や母材のコンディションによって下処理を行った方が良い場合も悪い場合も考えられますので事前に御相談して頂く事をお勧めいたします。また、サンドブラスト処理やバフ研磨の同時受託も可能です。