こんばんは、大杉です。
今回ご紹介するパーツはそのままアルマイト処理するとパーツとしては機能しない可能性があるパーツです。
ウィリー社製のクラッチレリーズです。
アルミの総削りだしでこのままでもものすごくカッコいいのですが、ブラックアルマイトしてほしいとのご依頼です。また結構問い合わせの多いパーツでもあります。
ただしこのパーツ、このままではアルマイト処理が出来ません。なぜでしょう・・・
裏返すとピストンが入っています。このピストンにはステンレスワッシャーや、スプリング、ゴム類などがついています。処理に際は取り外してからでないとパーツがすべてダメになってしまいます。
取り外し自体はそんなに難しいわけではありません。
ただし、問題はここからです。このままアルマイト処理をすると、寸法公差が起きてしまい、組み付けの際ピストンが緩くなってしまいます。
緩くなってしまうと、組み付け後にフルードが漏れてしまい、クラッチが切れなくなる恐れが出ます。
当社は寸法公差が起きるような箇所にはオプション扱いですがマスキング処理を行っております。料金的には1箇所¥1000~になっております。
これから愛車をリフレッシュをお考えの方、ご参考になさってみてください。
今週も沢山のご依頼誠にありがとうございました。
来週も引き続き沢山のご依頼をお待ちいたしております。