今日はお客様のご厚意により処理例をご紹介です。
スイングアームのアルマイト処理で選ばれるのは圧倒的にブラック(BK)なのですが初めてスレートグレー(SG)で処理してみました。今回のお客様とはかなり念入りにメールのやり取りをさせてもらいました。理由は・・・
バフ仕上げのままでかなりの年月を過ごしたようで腐食痕がかなり目立ったようです。
事前にお客様も磨いていただいたのですが、どうしても根が深く完璧には取りきれないということでした。
(素人レベルの磨きではなかったですが・・・)
ただこだわりの強いお客様でしたので「とにかく腐食痕を消していかにもやった感じを出さないように落ち着いた色」ということで今回のスレートグレーという色に落ち着きました。
実際、バフ研磨からやり直しをしてアルマイト処理をするまでに約1か月掛かりましたが、何とかご納得いただける状態でお渡しすることが出来ました。
普段ブラックアルマイトのスイングアームを見慣れている為、落ち着いた感じの渋いスイングアームになったと思います。
オーナー様のセンスが光りますね!
社外製のスイングアームのびっかびかのバフ仕上げはカッコいいですよね!ただし、それを維持するのは並大抵のことではありません。
アルマイト処理は現状の素地の状態が生かされます。新品の状態に近ければ近いほど綺麗に仕上がります。逆を言えば古い物や状態が悪いと仕上がりも悪いです。
最近は雨続きが多いですし、あっという間に梅雨も来てしまいます。もしバフ仕上げのままで磨きこむのに疲れてしまった方がいらっしゃいましたらお問い合わせお待ちいたしております。