ハードアルマイト加工とは
ハード(硬質)アルマイトは、一般アルマイトに比べ表面強度及び酸化被膜の膜厚が2倍以上(※材質より異なります)となり、見た目にも重厚感があります。
耐熱性、腐食性、耐衝撃性に優れ、摩擦係数も低減するため、擦れ合う部分や装飾品のキズ防止に有効な処理となります。
バイクパーツではステムシャフト、バックステップ、エンジンパーツ等にお勧めです。
ハードアルマイトの注意点としまして、その特有の現象である自然発色が材質や製法等の条件によって異なるという事があります。中には発色せず色がつかない物もございます。
したがってハードアルマイトはその性質をご理解いただき、色味よりも性能に重きを置いた処理である事を踏まえた上でご検討頂きますようお願いいたします。
一般アルマイト | ハード(硬質)アルマイト | |
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処理概要 | 硫酸浴中で処理する最も一般的な処理 | 低温の電解漕中で処理し、厚く硬い皮膜を生成する |
色調 | 通常白色であるが染色により任意の色を着色可 | グレー系に自然発色、アルミ素材と被膜によって差がある |
硬度 | 200HV前後 アルミ<軟質 | 400HV以上 鉄(非熱処理)<硬質アルマイト |
膜厚 | 5~25μの範囲で使用条件等で決定 | 耐摩耗性、電気絶縁性から20~70μの範囲で指定 |
寸法 | 膜厚の2/1寸法プラス | 膜厚の2/1寸法プラス |
主な用途 | 建材・工業製品・家庭用品・装飾品 | シャフト・ロール等摺動部品・航空機部品 |
施工前後
アルマイト前
アルマイト後
アルマイト前
アルマイト後
施工例
選べるカラーバリエーション(ハードアルマイト)
光研電化では、研究開発を重ね独自の加工技術を生み出すことに成功!
従来、自然発色とブラックしかなかったハードアルマイトを、
全6色からお選びいただけます!
ハードナチュラル(HNT)
ハードブラック(HBK)
ハードレッド(HRD)
ハードパープル(HPL)
ハードオレンジ(HOR)
ハードグリーン(HGR)
※ハードアルマイトは、素材や製法等の条件により仕上がりの色味にバラつきが生じます。
※ハードアルマイトは、通常のカラーアルマイトに比べ色調が濃くなる傾向にあります。
お客様の声
D.K様
これまで色々とアルマイトを試してきましたが、今回ハードアルマイトに挑戦しました。これまでのハードアルマイトは色も限られていましたが、今回はカラーも選べて、より自分の個性を出すことが出来ました!